ここではBTCSTを活かした裁量トレードの一部要素を紹介します。
ヒゲキャッチ
一般的に「ヒゲキャッチ」と呼ばれる注文は、一時的な強い値動きに対し、「逆張りで拾う」ことを意味します。
そのため、過去チャートを見ると結果的にヒゲになっている箇所でも、
リアルタイムの取引では大きな陰線もしくは陽線になっている箇所で逆張り注文を行うことになります。
BTCSTを使う利点
ヒゲキャッチを狙うような瞬間的な強い値動きが発生した状況で逆張りを行う際は、
主に取得価格の平均化が行えるという点から、枚数を分散して注文を行う方が有利になりやすい傾向があります。
ここでは以下画像のように、BTCSTを利用してワンタッチで指値をばらまく方法を解説します。
設定方法
- 大口板フィルタの設定をする
BTCSTの大口板フィルタを [ 0 ] 以上に設定します。
こうすることで、推奨仕込ボタンを使って注文を行う場合の最初の指値位置がLTPのすぐ近くになります。
- ばらまく指値の数や値幅を設定する
「自動仕込設定」をひらき、 最低壁厚みが必要のチェックを外します。
つぎに、ばらまく指値と指値の間隔を「最低ナンピン間隔」で設定します。ボラティリティや想定する値幅によって値幅は変更してください。
「ナンピン詳細設定」ではいくつ指値をばらまくか設定します。 (以下画像では1以上の数値が6個あるので、ばらまく指値の総数は6個です。)
- 売仕込 / 買仕込ボタンを押して指値をばらまく
実際のトレードではinagoFlyerを確認し、大きい値動きの初動で順張りを行い、
その後推奨仕込の逆張りで順張りの利確およびヒゲキャッチを狙うなど、この機能の様々な活かし方が存在します。
なお、ヒゲキャッチを狙う都合上、想定していたよりも大きい値動きが発生するなど損失に繋がるケースも多々あります。
慣れないうちの大きい損失を防ぐため、はじめは最低枚数で練習することをおすすめします